一番精度の高いグリップ検証
ビリヤードのグリップの形と特徴は主に三種類
①内巻き (手首を利かせやすい為、スピードを上げ易い)
②外巻き (手首が利きにくく、こじりにくい)
③中間 (バランスが良く握りこみ易い)
正直いうと、どの形でも極めることは可能かと思います。
さらに、インパクト時のタイプも三種類に分れます。
①握力一定タイプ
②放り投げタイプ
③握りこみタイプ
これも、どれで統一するわけでもないと思います。球によってあるいは体勢によっても違うかもしれません。
僕の場合は、通常のポジション取りきりの球は、大概が③握りこみです。手玉のポジションは出来る限り点出しです。ですが、フリのあるゲームボールは②放り投げを使うこともあります。
結局どのようなイメージで撞くのか、人によってかなり違う表現をしますよね。
(例)・引きは長く加速させる(その逆の人もいます) ・キュースピードを上げてMAX撞点の時は内側にコジル などなど
どれも、やってみるとなるほどというイメージのとり方です。理にかなっているところが多いです。
僕は③握りこみは余計なフォロースルーが出ないので、結果撞点精度が高くシュートアベ高いのでお気に入りです。
僕の場合は、いずれの撞点のショットも次のような考え方です。
・キュースピードは加速させず減速させず一定でいいかと思います
・結局、物理現象なので撞いた通りにしか動いてないです。インパクトの瞬間のスピードと撞点とキューレベル(角度)で決まりです。
ちなみに、僕は314Z使いなのでその影響もあります。飛びの出るタイプのキューの方はその使い方を極めている方を参考にしてください。色んなところが違うはずです。
何がベストかは研究ですね。
身体のコントロール
他のスポーツにも共通かもしれませんが、ビリヤードも身体のコントロールとメンタルのコントロールそれぞれに、上達の課題が出てきます。
普段の練習では主にプレイ面(身体のコントロール)を鍛えると思いますが、対戦になると加えてメンタルコントロールが重要になりますよね。
トーナメントなど本番になると、メンタルコントロールがきっかけで、普段よりもアベレージを落としたりする場合もあります。
ビリヤードは、プレイ中は手玉しか撞くことがありません。ですので、手玉の撞点の精度によってプレイヤーのレベルが概ね推測できます。
- Cクラス ±7mm
- Bクラス ±5mm
- Aクラス ±3mm
- P・SAクラス ±3mm未満
これは、撞きたい撞点に対する誤差の精度の目安です。
ビリヤードは物理現象ですので、基本的に突いた通りにしか動きません。ですので、撞点のズレは手玉の起動にそのまま影響し、シュートミス・ポジションミスに直結します。
上級者になればなるほど、撞点の精度も集中力も高いのが一般的です。
プロクラスになると、集中力の度合いにも注意を払います。プレイ中のキューを拭くタイミングなど一呼吸置くタイミングなどは、疲労した集中力を休ませ、再度高めるための意味があります。
集中力が低下すると、撞点の精度が落ちミスが起こりやすくなります。
撞点の精度を上げるには、支点となるブリッジをいかに固定させられるかがまず大切です。初級者の最初の壁でしょうが、精度を上げるという意味では上級者になっても、注意を払わないと思わぬミスにつながります。
ビリヤードの定石
ビリヤードの定石の話です。
定石があります。
- とり方の定石
- 外し方の定石
ローテーションとナインボールとテンボールは共通点が多いです。
ネクストボールは1つしかないのでシンプルゲームです。
シュート力・クッション・セーフティーなど総合力勝負となります。
メンタルタフネスも必要なケースも多いかもしれません。
序盤・中盤・終盤のゲームコントロールとメンタルタフネスが重要です。
エニーボール系のエイトボール・14-1・ボーラードなどは、定石が異なります。
ゲームコントロールとメンタルコントロールはナインボールと大きくは変わりませんが、とり方の考え方とセーフティの考え方がかなり異なります。
エイトボールでは、持ち球でポケットを塞ぐ方法も取れますし、そのようなセーフティーを受けた場合のバンク・セーフティなどナインボールでは撞かないタッチが多く要求されます。
14-1ゲームは、ご存知の通りブレイクが特徴があります。クラスターへのアプローチがランを延ばすテクニックというところですが、上級者だけでなく初級者~中級者同士でも非常に楽しめるゲームでもあります。
ビリヤードのギャンブルの是非
ビリヤードでは、以前からお金を賭けての対戦については意見が別れます。
業界発展の為にダークなイメージを払拭する等の意見もあるようです。聞いていて関心したこともありました。
一方、お金を少しでも賭けて勝負をしないと駄目というプレイヤー層もいます。
僕は、ビリヤードが大好きで自分の中では人生を捧げているとも言えます。歴は21年を越えた所で、まだプレイヤーとしては中堅に入った所かもしれません。お店の経営も間もなく2年目になります。プロとしても15年くらいになります。
そんな僕のギャンブルの個人的見解は
・露骨に稼ぎ過ぎは嫌われますよ。
・ギャンブルはそれぞれの判断で自己責任で楽しむものです。
・節度ある金額と適切なハンデキャップをつけましょう。(ハンデキャップは個々の対戦で差があっても良いかと思います)
・スポーティーな仲間も活性化してほしいです。
と、どちらかというと否定派ではありません。
更に言うと100円でもワンドリンクでも賭けてやった方が充実します。
自分に負荷(プレッシャー)をかけるのが目的です。※相手にではないですね。
ですので、ギスギスしてる人とか嫌いな人と対戦する必要もないですし、ルールを守るフェアなプレイも絶対に必要です。
そして、2連勝したらハンデキャップを一つ増やすとか、勝ったらお返しもするとか、仲良くなるきっかけにしてみてはどうでしょうか。
色んな意味で大人の遊びですので、色んな考えの人と仲良くなれる人は遊び上手で人脈も拡がります。ビリヤードでの負けも、どこかでプラスに変えていく根性も必要です。
ビリヤードを楽しく続けて、上手くなる。
友達をいっぱい作って充実した人生にするかも、自分次第かなと思います。
勝っても負けても、一緒にビリヤードした相手も讃えてあげてください。
海外(東南アジア圏しかわかりませんが)のビリヤード場の景色は
・ほぼ、全員何かしら賭けてますジュースかゲーム料金。
・女の子には男の子が奢ります。
・1人で撞いてると対戦申し込まれます。
僕はお店をやってますので、お客さんがやりたいように自由に遊んでほしいですし、色んな思考のお客さんを受け入れ楽しんで欲しいです。ギャンブルは一切やらないんだというお客さんも大切にしていかないといけません。
結局、楽しんで続けられた人が一番の勝者かもいれませんね。
僕は平場がメインだと言われるお店をやらないといけませんので、沢山対戦して仲間を作りたいですね。
シュートイメージの方法
ポケットビリヤードの一番大事なところです。
先球を入れる、“シュート”のイメージの方法
代表的なものをいくつか上げてみると
- 的球と手玉の接点で狙う
- 的球の軌道をパイプ状のイメージで狙う
- 手玉と的球の中心の位置関係で狙う
他にも沢山のイメージを膨らませる方法があるかと思います。
目的はいずれにしてもシュートの成功ですので、どの方法でも可能です。
ちなみに、僕はロングカットでも厚い球でも
3.手玉と的球の位置関係で狙う方法を使っています。
目線が高くても低くても基本的にかえないです。
どの狙い方を採用しても良いですが、シュート力を高めるためにはもう一段階イメージを膨らませないといけません。
どのようなことを考えているかをざっくり言うと
- ポケットのどこに入れるか(左・右・真ん中・クションかすめ気味に等)
- 先球のスピード
の方がより重要かもしれません。
より、テーブル上で起こっていることをリアルに予測的イメージを取ると良いでしょう。
ハードショットをすると手玉は小さなジャンプ状態で走り出しますし、キューを立てても同様です。
手玉がジャンプした状態で先球を捕らえる場合もあります。その際の厚みは変わります。
“3.イメージボールと的球の中心の位置関係で狙う方法”は、立体的なイメージに発展させ易いです。
更に、手玉の分離開始ポイントが明確になるので、ポジションの誤差も少なくなるメリットがあります。
もう一つの理由は、ハイテクシャフトの性能に合っているというのがあります。
僕は、プレデターの314Z-2シャフトを現在使っています。
このシャフトは現存する木製シャフトの中では、見越しの少なさでは上位だと思います。
このシャフトは、横の撞点を撞く場合は平行にずらす方が、ブリッジを支点にずらすよりも近いです。
つまり、ブリッジの位置もずらすので、気をつけないと顔の位置が撞点に寄ってしまいます。
すると、イメージボールへの錯覚が起きやすいです。
手玉の中心とイメージボールの中心と的球の中心を意識することで、この顔のズレを予防しています。
みなさんも、一通りのイメージの方法を試して、どれが一番の方法か探ってみてください。
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初めてのマイキューは1本目からハイテクで大丈夫です
ビリヤードを始めるに当たってマイキュー購入は最初の入り口です。
マイキューを持つとこんな感じです
メリット
- やる気が出る
- シュート力が上がる
- 上達スピードが上がる
デメリット
- 購入費用がかかる
- 荷物が増える
- メンテナンスなどの手間がかかる
結論から言うと
ビリヤードを上達するなら、マイキューを持ったほうがいいです。
中古でも新品でもかまいません。
マイキューでビリヤードをするのは、圧倒的に楽しさが増えます。
2、シュート力が上がるのは、キューの性能の影響です。
特に、ハイテクシャフトメーカーのシャフトを使うことによって直進性が増し、精度の高いショットが生まれます。
ノーマルシャフトの不利な点は、横の回転をかけた時の“見越し”と呼ばれるズレが発生することです。
現存する、ハイテクシャフトの見越しの少ないおすすめ2本は
この2本で間違いありません。
購入費用はバットセットで約5万~8万円です。
使用可能時間は
REVOシャフト5,000時間
314Z-3シャフト3,000時間
くらいと考えておけば大丈夫です。
購入価格を1時間使用毎で割ると10円程度ですので、取り組み方によっては安いです。
ビリヤードを上達したいと思ったら、マイキュー購入は早いほうが断然お得です。
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モチベーションとビリヤードのクラス分け
モチベーションって成長には必要な要素ですよね。
今日は、モチベーションアップの方法についてまとめてみようと思います。
分類すると以下のようになります
- 大きな目標はまず大事
- 目先の目標(小さな目標)はもっと大事
大きな目標はBクラスからAクラスへ、あるいはCクラスからBクラスへでもいいかと思います。
ビリヤードのクラスは自己申告制をとっていますので、実力以上の申告も可能です。
しかし、実力以上のハンデで戦うことは、メンタル的にきつかったり、正当な勝利数を上げられなかったりしますので、返って成長の度合いを遅くする事もあります。
一ヶ月の練習時間を36時間以上(週3日×3時間×4週間)取れない場合は少し負荷がかかりすぎるかもしれません。
Cクラスでの優勝を経験してBクラス。 Bクラスの優勝を経験してAクラスで十分かと思います。
小さな目標は、トーナメントでの優勝でかまわないと思います。
優勝はハードルが高いと感じてしまう方は、1回戦突破。あるいは2回戦突破でもいいでしょう。自分の最高成績を伸ばす意識をしましょう。
JPAに参加している方は、個人対戦の勝利で良いかと思います。
ハウストーナメントが身近で開催されていない、あるいは時間的に参加できない。という方もいると思います。
そういう方は、おそらくホームの仲間がライバルとなると思いますので、普段のセットマッチなどの勝利を目標にしてはどうでしょうか。
Cクラスの方の小さな目標は2球の連続ポケット。あるいは3球連続ポケットとなるはずです。
自分の、レベルより1段上の目標を設定できれば成長がついてきます。上達欲が強い方は、2段階くらい上の目標設定をしてみましょう。
一番伸びる性格は、なんといっても“負けず嫌い”な人と言って良いでしょう。
対戦で負けて悔しい思いをするのが、一番成長には必要だと思います。
あまりレベルの差が激しいと、悔しさの質が変わってきます。
一番良い環境は、ライバルがいて少し上のレベルの人がいて、さらに自分より少し下の人がいて。お手本となるレベルのプレイヤーがいると最高です。
参考までにボーラードのスコアと合わせてクラス分けしてみます。
Cクラス(JPAスキル1~3) ボーラード1~60点 マスワリ率1~5%
Bクラス(JPAスキル4~7) ボーラード61~180点 マスワリ率5~18%
Aクラス(JPAスキル7~9) ボーラード181~210点 マスワリ率10~20%
SA・プロ(JPAスキル10以上)ボーラード210~300点マスワリ率18%以上
トーナメントや対戦をやっていると、対戦相手によって得意・不得意が出てくるかと思います。
- 自分より下の人が苦手
- 自分と同じレベルの相手が苦手
- 自分より上の相手が苦手
得意も同様です。得意と思える人は、おそらくプレッシャーもかかりにくい状況でしょうから、シュート率が下がりにくい状態です。
逆に苦手だと感じる相手にはいつもは起こり難いミスが出易い状態かもしれません。
ハウストーナメントハンデは例えば
プロ・SA:5セット Aクラス:4セット Bクラス:3セット Cクラス:2セット
等ショートゲームでのハンデマッチが行われているのが一般的です。
傾向としては、Aクラスの下の人 対 Bクラスの上の人 の対戦ではBクラスの方が優位になります。
クラスを上げたばかりの時期は勝ちにくいわけです。
ですので少なくとも、1回以上優勝を経験してからのクラスアップが良いと思います。
是非、勝ちに拘って対戦に挑みましょう。勝つことによって成長を実感できます。
優勝することによってしか得られないものがあります。