身体のコントロール
他のスポーツにも共通かもしれませんが、ビリヤードも身体のコントロールとメンタルのコントロールそれぞれに、上達の課題が出てきます。
普段の練習では主にプレイ面(身体のコントロール)を鍛えると思いますが、対戦になると加えてメンタルコントロールが重要になりますよね。
トーナメントなど本番になると、メンタルコントロールがきっかけで、普段よりもアベレージを落としたりする場合もあります。
ビリヤードは、プレイ中は手玉しか撞くことがありません。ですので、手玉の撞点の精度によってプレイヤーのレベルが概ね推測できます。
- Cクラス ±7mm
- Bクラス ±5mm
- Aクラス ±3mm
- P・SAクラス ±3mm未満
これは、撞きたい撞点に対する誤差の精度の目安です。
ビリヤードは物理現象ですので、基本的に突いた通りにしか動きません。ですので、撞点のズレは手玉の起動にそのまま影響し、シュートミス・ポジションミスに直結します。
上級者になればなるほど、撞点の精度も集中力も高いのが一般的です。
プロクラスになると、集中力の度合いにも注意を払います。プレイ中のキューを拭くタイミングなど一呼吸置くタイミングなどは、疲労した集中力を休ませ、再度高めるための意味があります。
集中力が低下すると、撞点の精度が落ちミスが起こりやすくなります。
撞点の精度を上げるには、支点となるブリッジをいかに固定させられるかがまず大切です。初級者の最初の壁でしょうが、精度を上げるという意味では上級者になっても、注意を払わないと思わぬミスにつながります。